インフォーメーション 「電話相談にみる乳がん検診調査」の中間報告7


「電話相談にみる乳がん検診調査」の中間報告

「メノポーズを考える会」代表 三羽 良枝

いま日本女性の乳がん検診の低受診率が問題となっていますが、「メノポーズを考える会」の約10年にわたる活動からも同様の状況が浮かび上がっています。
当会では、フォーラムなどに乳がんに関する専門家を招き、乳がん検診の重要性などをアピールしてきましたが、今回第11回フォーラムにおいて当会「電話相談に見る・乳がん検診実状調査」の中間結果を発表しました。

1. 調査集計対象 
 【調査実施期間】:2003年11月〜2004年3月末日までの電話相談(毎週木曜日)
 【調査対象件数】:216名
 【 対 象 地 域 】:1都1道2府29県
 【 対 象 年 齢 】:36歳〜78歳

2. 「乳がん検診の有無について」  【図1】 
有:44% 無:56%
 【図1】
乳がん検診を受けた女性は、調査対象者全体の半数以下であった。

3. 「その検診法は」 【図2】

  視触診のみ:44% エコー(超音波)のみ:24% マンモグラフィのみ:22% 
  マンモグラフィとエコー:8% 自己検診:2%
【図2】

4. 検討
上記の結果から次の4点が推察されました。
尚、当会電話相談への相談者には、日頃から健康づくりに前向きな人、ホルモン補充療法の受療により乳がん検診を既に受診している人も含まれており、日本女性の平均乳がん検診率よりは、高い数字と思われます。

(1) 乳がん検診経験者は、調査対象者の半数以下であった。
(2) 4割以上の女性たちが、視触診のみの検査を受けていた。
(3) マンモグラフィとエコーを併用した検診を受けた女性は、1割に満たなかった。
当会では乳がん検診は、マンモグラフィとエコーを併用し、併せて自己触診を受けることが重要と考えている。
(4) 自己触診を行っている人が2%、と大変少ない状況であった。
特に、「具体的な自己触診法がわからない」と話す女性が半数を超えた。
会では、自分の乳房を毎月一度は自己触診をする習慣が大切と考えており、第11回フォーラム会場では「乳がん視触診モデル」を展示し、参加者が自己触診を具体的に模擬体験できるコーナーを設けた。

いま日本においても、乳がんの死亡率は増加の一途をたどっています。これを食い止めるには、ぜひとも早期発見が必要です。
そのためには、一人でも多くの女性が適切な乳がん検診を定期的に受け、さらに日々の自己検診も続けることが重要と当会では考えています。


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