肌にぬるジェル状のHRT(エストロゲン製剤)が発売


これまで、HRT(ホルモン補充療法)につかうエストロゲン製剤には、
「飲む(錠剤)」と「貼る(パッチ剤)」がありましたが、
このたび発売になったのはジェル状のぬり薬「ル・エストロジェル」
(製造元:資生堂、発売元:バイエル)。
ポンプタイプの容器から1回分を手のひらに押し出して、
腕などに広くぬるという使用法になります。

胃腸や肝臓、肌の弱い人には朗報

皮膚にぬる剤型ということで
皮膚から直接血中に吸収され胃腸や肝臓を通らないので、
  胃の荒れやすい人、肝臓疾患などで肝臓に負担をかけてはいけない人、
  コレステロール値の高い人が使用しやすい

パッチ(貼り薬)を貼っていると皮膚が赤くかぶれたり、
  かゆくなってしまう人が使用しやすい
という特徴が考えられます。

すでに世界の101カ国で、ジェル状の塗るエストロゲンは使用されているとのことですが、日本での発売はこれが初めて。更年期世代の女性にとっては、ライフスタイルや体質にあわせて選択肢が増えたといえるでしょう。

なお、「ル・エストロジェル」は保険適応外(自費)により、婦人科など医療機関で処方される薬です。
詳しくは、更年期に詳しい婦人科クリニックや更年期外来をおたずねください。

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HRTに使う製剤の剤型と商品名


(エストロゲン製剤の種類と特徴)
  成分名 特徴 商品(製剤)名
飲み薬
(錠剤)
結合型エストロゲン(E1) 現在もっとも使われている製剤 プレマリン
エストリオール(E3) もっとも子宮内膜への影響が少なく効果が穏やか。黄体ホルモンをほとんど必要としない。 ホーリン
エストリール
貼り薬
(パッチ)
エストラジオール(E2) 経皮吸収型。皮膚から直接血中に吸収されるので、胃腸や肝臓に負担がかからない。 エストラーナ
エストラダーム
フェミエスト
塗り薬
(ジェル)
エストラジオール(E2) 経皮吸収型。皮膚から直接血中に吸収されるので、胃腸や肝臓に負担がかからない。 ル・エストロジェル
ディビゲル(’07秋発売)

(黄体ホルモン)
  成分名 特徴 商品(製剤)名
飲み薬 黄体ホルモン
(プロゲステロン)
子宮体がんを防ぐために、月のうち10〜12日間投与する。
※子宮を切除した人は黄体ホルモンは必要ない。
プロベラ
ヒスロン
プロゲストン
ルトラール
ノアルテン
デュファストン
子宮内挿入型 黄体ホルモン
(プロゲステロン)
一度子宮内に挿入すると5年間有効 ミレーナ



<ル・エストロジェル> 
 製造元: 資生堂 
 →
発売元: バイエル株式会社


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