
東京メトロ(営団地下鉄)丸の内線中野坂上駅の真上。
中央に吹き抜けを持つガラス張りの超高層オフィスビル、中野坂上サンブライトツインの3階に、があります。
院長の陳瑞東先生は、がん治療や東洋医学など多方面の治療経験を生かした独自の診療で定評のある婦人科医。大豆イソフラボンなどサプリメントに関する研究や著書も多数あります。
今回は、更年期のヘルスケアについて「痛みやつらさを感じたら」「サプリメントはどう使ったらいいの」など幅広く伺いました。
注)2008年陳瑞東クリニックは中野区から港区赤坂に移転しております。
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「更年期でしょうか」といってクリニックにこられる患者さんの症状で多いのは、一般的なのぼせ(ホットフラッシュ)や不眠、イライラ、それに付随した肩こりなどでしょうか。それと、関節の痛みに困っている方も多いですね。漢方の医師だからということで来る方も多いかもしれません。でも、のぼせや不眠、関節の痛みなどはみなHRTの適応症状で、効果があるというデータがはっきり出ています。 そこで、「急性期の症状(痛みやつらさ)を緩和するにはHRTのほうがよい」という理由を説明しています。(HRTは)金額的にも安いですから「ちょっとやってみたら?」と薦めてみるんです。 「更年期の症状である、つまり女性ホルモンの急激な減少によって起こっている」という診断に間違いがなければ、減った女性ホルモンを補充する療法は当然効くということです。 更年期に起こりやすい皮膚のかゆみなども、女性ホルモンが関連しているという診断がつけばHRTを使うことができます。 |
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HRTを始めて調子がよければ、みなさんしばらくは続けます。そのうちに「いつまでやればいいのでしょうか」という話になることがあります。 本来は、「よくなるまで」(症状が出なくなるまで)続けてよいのですが、当院では漢方薬に移行する方も多いですね。 というのは、痛みやつらさなどの急性期の症状が取れた後は、その健康な状態を維持するということが重要になってきます。治療というより、「ケア」に近い状態になる。それで漢方を選ぶ人が増えてくるのだと思います。 |
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![]() みなさん本当にいろいろなことをやっていますよ。当院の患者さんの中にも「漢方+HRT」という人もいれば、「漢方+サプリメント」「サプリメント+HRT」という人もいます。当然、クリニックを受診せず、「サプリメントだけで乗り切る!」という人もたくさんいることでしょう。近年サプリメントの市場は大変広がってきていて、更年期のケアの裾野はとても広いと感じます。 ただ問題なのは、特にサプリメントの場合、何を選ぶかという基準が、地域の友達同士の茶飲み話やテレビで流す断片的な情報の寄せ集めになってしまっているということです。 |
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漢方薬は医療機関、あるいは薬局の中でも指導を受けた薬剤師が処方をするから比較的ズレないのですが、サプリメントはまず規格が決まっていません。適応量もわかっていない。同じ容量のサプリメントで値段の差がなぜあるのか。薬局で薦める人がそのサプリメントについて本当のことをどこまで知っているのか見当がつきません。その上、飲む本人が「○○さんがいいといったから」と選ぶのでは、ちょっとむちゃくちゃな状態だといえます。そこで、サプリメントの市場が広がれば広がるほど、混乱が生じてきているのです。 |
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薬効があるならそれに対する確認の作業が必要です。それが「調子がいいみたい」という自覚症状だけでいいのでしょうか。たとえば、コレステロールが下がるという薬効のサプリメントを飲んだら、きちんとコレステロールを測っておかないといけません。 サプリメントを自分の判断で買って飲むのはいいのですが、それで数値が本当に改善し、体が全体に安定しているのかどうかを受診して知っておく必要があるでしょう。 |
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クリニックに求められていることは「安心できる条件を設定してあげること」だと思っています。女性の健康管理のニーズが長期的なものを求めているとすれば、HRTから漢方に移行するのもよし、自己判断でサプリメントを使うのもよいでしょう。しかし、どんな療法を行なうにしても、正しい診断をして健康チェックをするのが医療機関だということです。 症状の裏に他の病気が隠れていないか、子宮ガンなどがひそんでいないか、乳がんは大丈夫か、更年期世代はコレステロールや動脈硬化などの問題も起こる時期です。 こうした体調の変化の前提として、更年期の症状が起こっているともいえるのです。 |
「時間がない」「めんどうだから」と考えず、どんな療法を行なっている場合も定期的に受診して自分の健康状態を確認することは大切ですね。ありがとうございました。 (取材:メノポーズを考える会) |
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