基礎体温を測りましょう
ホルモンバランスの不調に気づく
エストロゲンとプロゲステロン
月経は女性ホルモンである卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)によってコントロールされていますが、この女性ホルモンは、脳からの指令により分泌されるため、カラダやココロのトラブルをきたすとホルモンバランスが崩れ月経に変化や異常が現れることがあります。
「月経が不順」「月経がない」「なんだか体調がすぐれない」などの時には、我慢したり放置しないで、先ずは基礎体温を測り、記録したグラフを持って婦人科に相談することをお勧めします。
基礎体温とは?
2種類のホルモンの周期と分泌量のサイクル
基礎体温は、一般的には起床後すぐの体が活動をしていない安静時の体温をいいます。
女性の基礎体温は、月経から次の月経までの間で、低温期と高温期の2相に変化します。月経開始から2週間前後は低温期に、排卵を機に高温期となります。
低温期はエストロゲン(卵胞ホルモン)分泌が盛んな卵胞期にあたり、高温期はプロゲステロン(黄体ホルモン)分泌が盛んな黄体期にあたります。
2種類のホルモンの周期と分泌量のサイクルが正常であれば、基礎体温はきれいな二相曲線のグラフを描きます。高温期が3週間以上続いていたら妊娠の可能性があり、一方、低温期のみが続いていたら無排卵の状況であることもグラフから推察できます。
このように基礎体温を測りグラフの変化を見ることで、自分の月経周期や排卵の状況、妊娠、ホルモンバランスや毎月の体のリズムなどを知ることができます。